『筋力』と一言で言っても、実はそこにはいろいろな要素が含まれている。
◯ 最大でどのくらいの力を発揮できるのかという、文字通りの『筋力』
◯ どれだけ早く動けるかという『スピード』
◯ ある重量のものをどれだけの距離、どれだけの早さで動かすことができるかという『パワー』
◯ 短時間にどれだけの力を発揮できるかという『瞬発力』
◯ どれだけ長い時間動いていられるかという『筋持久力』
◯ 外からの力にどれだけ耐えられるかという『反発力』『拮抗力』『防御力』
単純に整理しただけでもこれだけの分類がある。
それぞれの筋力が、人によってそれぞれ違いがあり、それらの組み合わせによって運動の得意、不得意が決まってくる。簡単な例では陸上の短距離選手と長距離選手の違いのようなこと。ダンサーにも、ジャンプが得意とか、ゆったりした動きが得意とか、それぞれの個性があり、得意なことを売りにして認められるよう努める。
それでは、上記のような筋力を必要なだけつけていけば上手になるのかというと、そうはいかない。
上手になるには、その筋力を上手に使いこなす運動神経の働きが必要であるし、また、この神経の働きが『筋力』全体にも大きな影響を与えている。
『筋力』と『神経』をうまくコントロールしていくことが、上達には不可欠なのである。
~ つづく ~
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