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2012/12/26

Control your body 「力を抜く」ということ その1

 「肩のを抜いて」とか「そんなにまないで」などと言われることがある。自分では力を入れているつもりではないのに、無意識に力が入っていて、まわりから見るとぎこちないことになっているのである。
 そこでスッと力を抜くことが出来れば良いのだが、もともと無意識に入ったものだから、いざ抜こうと思っても抜き方がわからない。そして、それを意識するあまり、余計に不恰好になってしまう。

 そもそも「力が入る」とはどういうことか。
 筋肉は神経の働きによって動かされている。神経線維によって伝達される電気信号でギュッと収縮するのだ。昔、理科の実験でカエルの足に電気を流してピクピクさせた、あれだ。要するに電気が流れれば力が入り、流れなければ抜ける。非常に単純な仕組みだ。

 しかし、人間の神経の働きはそう単純ではない。(そのあたりは『自然体の研究』に詳しい)
 反射といって、頭で考えていることとは無関係に働く神経もあるので、知らず知らずに余計な力が入ってしまうということが起きる。これは、いわゆる「癖」というものであったり、怖がりで身体を守ろうとする反応が強かったり、がんばろうという気持ちが強すぎたり、原因も様々。だから厄介なのだ。

 だからといって、そのままにしていては上達は望めない。どうしたらいいのか?

<to be continued>

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