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2014/05/09
「軸」についての考察 その6
意外に思うかもしれませんが、このトランポリンは、「軸」を作るのには非常に優れたトレーニングになります。
例えば、姿勢が少しずれていることを察知できずにジャンプしたら、トランポリンの上から弾き飛ばされてしまいます。足裏~重心~頭のてっぺんまでギュッと締まっていなかったら、トランポリンの跳ねる力は全身に伝わらず、高く飛べません。そう、軸ができていないと、まともにジャンプすることすらできないんです。
トランポリンでまっすぐ、高く、きれいな姿勢で、安定して飛び続けるためには、その5までに書いたような高感度センサーや、的確な反射システムと、身体の「締め」が大変重要なのです。
ところで、身体をキュッと締めることを、「引き上げる」と表現することがあります。カチカチに締めるというより、引き締めつつ伸ばしたいみたいなときに。
引き上げると言っても、鉄棒にぶら下げっているわけでもなく、マリオネットのように吊られているわけでもありませんから、物理的にはどこへも引き上がらないんですが、全身の筋肉を重心(中心)に向かって締めると、横から締められた身体の中身が、当然タテに伸びようとするということはあると思います。
しかしそれより、キュッと締める=筋肉に緊張を与えるということですから、センサーを鋭敏にし、反射への反応を鋭くすることの効果が高いと思われます。
ですから、初めのうちは全力で身体を締めてやったほうが、早く軸という名の反射システムを身体に覚えさせることができ、身体が覚えれば、意図的に入れていた余計な力を抜いてできるようになるのです。
まとめ
「軸」とは姿勢を保とうとする反射システムのことである。
「軸ができている」と言われるような反射システムは、姿勢の乱れを素早く察知する高精度な知覚神経と、察知した情報に基づき的確な運動を行う運動神経と、一瞬にしてその反応を起こす脊髄反射によるものである。
「軸」を身につけようとしたらたくさんの練習が必要だが、身体を締めて(引き上げて)、集中して練習することにより、より早く習得できる。
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