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2014/04/29
「軸」についての考察 その5
立ってポーズしている時はキレイにキマってたのに、動き出したらフラフラヨタヨタでは、とっても残念って事になってしまいます。
ダンスをやる以上、上手に立てるからといってずっと突っ立っているわけにはいかないですからね。求める表現のために、非常に難しい動きでも、美しく、音に合わせてやらなければなりません。ヨタッてる場合じゃないのです。
例えば、まだたくさん練習を積んでいない子供に、横にピョンと跳んですぐに片足の爪先でクルッと回ってポーズ(パ・ドゥ・シャ~ピルエット~フォンデュ)なんていうことをやらせてみたとしましょう。
横への移動で勢いがつきすぎた時、そのまま回り始めたら身体が傾き、無事1回転出来ないこともあるでしょう。回転できたとしても、きれいなポーズにピタッと決まらないこともあるでしょう。最初はフラフラヨタヨタと心もとないのが普通です。
でも、練習していくうちに、プリエを少し深くして勢いを打ち消すとか、足首にいつもより余計に力を入れるなどで、きちんと出来るようになるでしょう。勢いがつきすぎていることを、動きの途中で、外見上の問題なく修正できるようになったということです。
そうやって動きの中での反射が出来上がっていくのです。
それによって安定したブレない動きができるようになります。「軸がしっかりする」ということです。
もちろん、ダンスは人間にできるあらゆる動きを駆使して作品が出来上がるわけですから、上に書いたような単純な動作だけでは済みません。どんな動きの時でも「軸がしっかりしている」と言われるような反射が求められます。
でもそりゃあ理想で、いきなり難しい動きをやれと言われて「フラフラしてる」とか「軸ができてない」なんて言われるんじゃ辛いですけどね。どんなに上手な人だって練習は必要です。
とは言え、数多くの動きを経験し(ダンスに限らず)、たくさんの反射システムを身に着けていれば、それだけ応用の引き出しが多いわけですから、初めての動きにもある程度は適応できるでしょう。
どんな振りでも、ヨタらないである程度こなしてみせる。そういう人は「あの人は軸ができている」なんて言われるんじゃないでしょうか。
次回、『「軸」についての考察』 まとめです。
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