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2014/07/12

音と動きの共鳴



1968年、メキシコオリンピックのチャスラフスカ選手です。

今に比べれば技のレベルは低く、当時許されていた伴奏はピアノのみですから、古臭~く感じそうなものですが、音楽にぴったりと合った美しい身のこなしは時代を越えて感動を与えてくれます。

音に合わせるって単純ではないですね。
一定にリズムの曲に合わせて動いていれば、一応は音に合っているってことになるのかもしれませんが、それじゃあ面白くない。メトロノームじゃないんですから。
抑揚、緩急、強弱など、曲の調子と身体の表現が一致するってことが一番いいんでしょう。
しかし、録音された音楽に人が動きを合わせるっていうことになると、合わせに行くのは人ばかりの一方通行です。CDはその日その時の人の動きに合わせてはくれません。
やはり伴奏者と演技者がいて、お互いの呼吸で合わせていくと、音と動きが共鳴してより素晴らしい演技になるのでしょう。

この動画は、おそらくピアノの生伴奏だと思います。
のど自慢の伴奏のように、チャスラフスカ選手の演技に合わせて演奏できるよう、一緒に練習してきたんでしょうね。伴奏者も金メダル級の働きです。

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