引退してみると見えることがあったり、全力でやらなくなるとできるようになることがあったり、一歩引いてみることで得られることって、意外と多いんです。
でも、競技となると競うのは
総合力です。一歩引いて得られたことよりも、その間に失ったこと(技術的、体力的、精神力的、その他)の方が大きい場合、カムバックしたはいいけど活躍はできないということになります。
失ったことを得たことで補えば戦えるでしょ? と思う人もいるかもしれませんが、きちんとしたルールに則った採点を行う競技では、そうはいかないのです。Showでは充分なことも、Gameでは認められないということも多いのです。
怪我をして休んでた人が復活して活躍するケースは多いじゃない、と思う人もいるでしょう。怪我で休むのと一度引退するのとでは、復活に向けての行程がまったく違ってくるのです。
そういったことを十分承知しているからこそ慎重な発言だろうと思います。
困難な道のりですが、まずはしっかり身体を作って、30歳過ぎても現役を続けるつもりで取り組んでいって欲しいと思います。
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