そこにない物や、目に見えない事象を、
言葉を使わずに表すのは、意外と難しいことですよね。ジェスチャーゲームをしてみるとよく分かります。
ダンスの中でも、「元気」とか「憂鬱」とか抽象的なものはリズムや動きの大きさなどで雰囲気を出すことはできるでしょうけど、「壁」とか「そよ風」とか「痛い」とか「冷たい」とか具体的なこととなると、動きと音だけでその通り伝えるのは難しいと思います。
でも、そういう表現ができないとストーリーをダンスで表すことができないので、ひとつのステージをダンスだけで成り立たせることができません。
バレエには"Mime"という、なにかしらの物や事を表す動きがあります。それが具体的に何かをあらわすことで、物語が具体的になり、バレエという長時間の総合芸術が成り立ってます。
最近のダンスは、歌の添え物とか、賑やかしでしか成り立たないものが多いですが、パントマイムなどを取り入れてストーリーを作れるようにしたら、もっと可能性が広がるんじゃないかと思います。
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