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2016/03/16

柔軟性について考えよう chapter 2



chapter 2 靭帯や筋肉はなぜ可動域を制限するのか?

靭帯は骨と骨をつなぎ、関節の動きを制限することによって関節の機能を作り出しているものですから、ゴムのように伸びちゃったりしちゃ困るんです。

筋肉はどうでしょう。
体力テストの中に、まっすぐに立ってお辞儀をして、手の指先がどこまで届くかを測るものがあります。立位体前屈と言って、筋肉の柔軟性を測るテストです。
この動画の選手のような人ではない普通の人は、ある程度のところまで行くと、ももとか膝の後ろ側がピリピリと痛くなって、それ以上下に下ろせなくなります。

普通の生活をしているだけならば、筋肉の柔軟性はそんなに必要ないんですが、何らかの運動をやろうと思えば、誰でもその種目に必要なだけのある程度の柔軟性は必要になります。
それで、必要に迫られて柔軟体操をすると、あの「ピリピリ」が来るわけです。

筋肉は普通の長さというものがあり、普通に伸び縮みする範囲というものもあります。
それをもっと伸ばしたい → ピリピリ痛い → それ以上伸ばせない
何故か?

それは、筋肉や、筋肉と骨を結ぶ(アキレス腱が有名)は伸ばされ方によっては壊れちゃうからです。
ギュッと伸ばす → 壊れそう → ピリピリ痛む → 筋肉を収縮させてそれ以上伸びないように抵抗する
という反応が起こっているのです。

じゃあ、そんな筋肉の可動域を大きくするにはどうしたら良いか、次回考えていきます。


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