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2016/09/17

ケガの本当の怖さとは



「去年は足首をケガしちゃったけど、わたしはいつも戻ってくるわ」みたいなことを言っているようです。でも足関節から先の柔軟性が左右違っていますね。ケガの影響なんでしょうか?


ケガを恐れ、予防するためにあらゆることをしなければなりませんが、過度にケガを恐れて縮こまるより、本当に恐れるべきはケガの後のことです。

例えば、足首の捻挫。足関節が普通に動く範囲を超えて動いてしまったために、関節周囲の組織が壊れてしまうものです。
壊れれば炎症を起こし、発熱し腫れます。それが長引くと、その間関節は動かせませんので、炎症が治まった後、関節が動かしにくく、可動域が狭くなります。そして、それを元に戻すのは、非常に多くの時間と手間を要します。
まず第一に、炎症を少なく短くするようRICE処置をしっかりやらなくてはなりません。

足首の捻挫では、くるぶしの周囲だとか足関節の前面あたりがひどく痛みますので、とにかくその部分に気を取られてしまいがちですが、足関節と同時にそこへつながる筋肉も痛めているケースが少なくありません。(内反捻挫の場合、前頚骨筋とか腓骨筋など)
足関節の症状ほど重症ではないために放っておかれたそれらの筋肉は、足関節が治ってまた踊り出した時に硬く動きづらくなっていて、今度は違う故障を招いてしまいます。甘く見ていると、どんどん負のスパイラルへ落ち込んでいってしまいます。
ケガをした時には、最高に痛い箇所だけではなく、その周辺にも目を向ける必要があるのです。そしてそれを意識したリハビリをする必要があります。

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