presented by YTK sports communication NPO.
数々の一流ダンサーのコンディショニングに貢献してきた
“コンディショニングカンパニーゆうゆう”の情報提供サイト
「Dancer's plus」に、YTKのトレーナー大野裕二のブログ
「自然体の研究」が合併しました。

2017/01/28

ボディーデザインについて Chapter.8 まとめ



ヨーロッパ系の人とアジア系の人とアフリカ系の人と、人種によって遺伝子に組み込まれた平均的な身体の形はずいぶん違います。形が違えば機能にも違いが出て来るんですよねぇ………


Chapter.8 まとめ

人種によって体型が違うのと同様に、同じ家に生まれ同じものを食べて育った兄弟姉妹でも、人それぞれの形をしています。

そして、その身体を形作る根幹は骨格です。
背が高いとか低いとか、脚が長いとか短いとか、骨盤の横幅が広いとか狭いとか、そういう骨の形に由来する形自体は変えることは出来ません。

筋のつき方にも遺伝子による影響はありますが、その使い方やトレーニングの方法によって大きく形を変えることが出来ます。
ダンスにしろスポーツにしろ、その種目特有の理想的な筋の使われ方と言うものがあり、それによって、種目特有の理想的な体型が出来上がります。その種目をやる人はそれを「かっこいい」と言います。
しかし、人はそれぞれに遺伝子から得意とする動きを授かっているものですが、それが変な癖になって変なところの筋を大きくしてしまうことがあります。ダンサー的にかっこいい体型になるには、変な癖をなくし、求められる動きを正確な筋の使い方で行い続けなくてはなりません。

脂肪のつき方も、残念ながら遺伝子の影響はあります。
とは言うものの、
   消費カロリー ≧ 摂取カロリー
であれば体脂肪が増えるわけがありません。
体脂肪が増えやすい人は、摂取するエネルギー量を厳しくチェックしなくてはなりません。
消費カロリーは、たくさん動けばたくさん消費されると同時に、活発に動く関節やその周囲には脂肪が貯まりにくくなります。ここでもやはり、求められる動きをしっかりやることによってかっこいい体型に近づけるということです。
※注意 短い期間でのいわゆる「部分やせ」は、いかなる方法でも不可能です。Chapter.7参照

いくら良い筋のつき方をしていて、体脂肪も適正に保たれているからと言って、みっともない、だらしない姿勢では宝の持ち腐れです。また、まだかっこいい体型になる途上の人でも、姿勢を良くすることで、ガラッと印象が変わるものです。 良いところに筋をつけていくためにも、良い姿勢を保ちたいものです。

以上、やはり親からもらったこの身体、遺伝子による影響は避けられません。
でも、そんな自分をよく知り、それに合わせた適正な努力によってボディーデザインは可能になります。
自分にとっての適正な努力の仕方が分からない?
私共のような専門家に相談しましょう。


余談ですが…
よく「二の腕がだぶついているから引き締めるためにその部分をエクササイズしましょう!」なんて言ってるトレーナーがいますよね。
確かに引き締まりますが、引き締まるのはエクササイズ後1日か2日です。その引き締まりを維持するために1日か2日おきにエクササイズしていたら、その部分はしっかり太くなっていきます。
だぶついているのが筋肉なのか脂肪なのか、よ~く考えてみるべきですよね。

0 件のコメント:

コメントを投稿