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2017/01/21

ボディーデザインについて Chapter.7 運動と体脂肪



まだ脂肪がついてくる前の年頃のようですね。若さも然ることながら、このスタイル! 感心してしまいます。
 

Chapter.7 運動と体脂肪

脂肪は身体のどこに蓄えられるか? いたるところに蓄えられます。

誰でも皮下などにある脂肪細胞に脂肪を貯めるのには限界がありますので、余った油は皮膚の下とか、筋や骨の間とか、内臓の隙間とか、関節の隙間とか、どこへでも貯まります。股関節周囲なんかは組織が入り組んでいて、その分脂肪が入り込む隙間も多いので、油断をすればたっぷり脂肪をつけてしまうことになりかねません。
脂肪が詰まった関節は動きが悪くなり、可動域も制限されてしまいます。形も機能も悪くなる、いいことなしです。

しかし、いくら隙間があっても活発に動いている関節やその周辺には貯まりにくいようです。あまり痩せる必要のないスポーツ選手(お相撲さん、柔道の重量級、ラグビーのフォワードなど)の身体つきを見ても、お尻がボテボテの人なんていませんよね。

ボディー・デザインの観点からすると、運動をすることによってエネルギーを消費することも大切ですが、いらないところに脂肪を貯めないようにすることも考えたいものです。
とは言うものの、正直言ってそう簡単ではありません。(ここで「大丈夫、すぐですよ」なんて言えればもっと儲かるのに、とよく言われます)
もしすでに脂肪が関節を覆っているとしたら、それを取り除くとなると、長い期間のハードワークが必要になると思います。忘れた頃に「あれ?そう言えばお尻の形、変わった?」と気付くような長くたゆまない努力を要するでしょう。
上の動画のダンサーのように子供の頃からずっと続けている人の身体つきが本質的に違うのはその部分なんです。長くたゆまない努力はそういうところにも価値があるんですね。

次回はボディーデザインについてまとめです。


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