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2019/10/20

高くきれいに跳ぶために vol.4 How to leap high and beautiful.




パパパパンッと跳べるようになったら、次に大切なのは「タイミングとバランス」です。

人間には鳥のような羽がないので、空中に飛んだ後では、いくらもがいてもできることは限られています。どのようなフォームのジャンプやリープをするのかによって、跳ぶタイミングを上手にコントロールして、空中で理想のフォームでバランスが取れるようにしなければなりません。
そのタイミングは、他の人には分からないくらいの僅かな違いかもしれませんが、とても重要なのです。

フワッと山なりのリープで脚をあまり開かなくても良いような場合、前足を振り上げてから後ろ足でフロアを蹴ればそのようになります。
空中で静止するかのように脚をパッと開くような場合は、前足が上がってしまう前に後ろ足で跳び上がり、空中で前後の脚が同時に開いて行くようにしなければ、きれいに水平な開脚になりません。
上の動画でその違いが分かるでしょうか?

空中で脚を交差したり、身体の向きを変えたり、手の位置や持っている物によっても、きれいに空中でバランスの取れたフォームになるためのタイミングは違ってきます。何度も練習して、一番良いタイミングを自分で探すしかありません。

もちろん、飛んだ後、着地の時にバランスを崩してしまったのでは、せっかくのジャンプが台無しです。空中にいるときから、いや、飛び上がるときから、いやいや、助走の段階から、着地の後の動きを想定したスピード、強さ、タイミングでジャンプしなければならないのは言うまでもありませんね。


高くきれいに跳ぶための全身の動作、筋肉や神経の使い方、タイミングのコントロールを考えてきました。実際には、これに美しい動作が加わるわけですが、それは普段からバーレッスンなどで身につけましょう。Good luck !

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