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2019/10/13
高くきれいに跳ぶために vol.3 How to leap high and beautiful.
今回は「高いジャンプのための筋肉の使い方 その2」です。
筋肉には筋紡錘という器官があります。
座って膝から下をブラブラと脱力した状態で、膝蓋骨(俗に言う”お皿”)の下の膝蓋腱をトンカチでポンと叩かれ、膝から下がポンと上がるかどうかのテストを受けたことがありますか? 膝蓋腱反射テストというやつで、昔は脚気の診断に使われていました。
原理は、筋肉が急激に伸ばされて壊れてしまうのを防ぐために、筋紡錘が急激な伸展を察知して筋肉が収縮する(力が入る)ように反射を起こすということです。
助走してポンとジャンプするときなどは、そんな反射に似ています。
体操で、バク転から身長より高く跳んで宙返りなんていうのは、その究極かもしれません。
身体を最大限伸ばそうという力を入れたままバク転で回転して足に全体重をドスンと落とします。その勢いで伸びようとしていた身体は少し縮み、その縮んだ分を伸ばすことで飛び上がります。縮められたバネのように反発して跳ねるということなのです。
体操をやったことがない人は縄跳びの二重跳びをするところを想像したら分かりやすいでしょう。
助走してジャンプする場合も同じです。
踏み切る足に体重が乗ってから脚を伸ばし始めたのでは遅いのです。体重が乗るより前に、足の裏から頭のてっぺんまで全身を強く伸ばそうとしておくことで、鋭く早く、すなわち強い運動エネルギーで跳ぶことができるのです。
イメージで言うと、上半身は、腕の引き上げも使って上に伸びようとしながら、脚は床に穴をあけようとするかのように下に向かってドスンと蹴り下げる、という感じです。上のバイルス選手の演技の途中のリープをスローにして見てみると、そのへんの様子がよく分かりますよ。
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