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2020/10/25

呼吸を考えよう その5



↑マスクをして踊ったら呼吸が苦しいでしょうね

呼吸=肺の動き=胸郭や腹部の動きですから、呼吸は身体全体の動きとも関わってきます。
例えば、両方の腕を上げて胸を張って伸び上がる動作をしてみましょう。息を大きく吐きながらやろうと思ったら、かなり難しいでしょう。逆に身体を小さく丸める時に、息を大きく吸ったら小さくなれません。

見ている側も、無意識にその身体の動きと肺の動きを感じていますから、踊る側が身体の動きに合った呼吸をしていると感じると、呼吸が同期して共感が得られ、感動も大きくなります。

ただ、やっぱり呼吸というものは、本来酸素を身体に送り、二酸化炭素を外に出すためのもので、激しく動けばその回数も多くならなくてはなりませんから、身体の動きに合わせるのは苦しくなってきます。
だから、何度も何度も練習をするというのは、呼吸循環器系の能力を上げることと、呼吸のタイミングを身につけることという2つの意味でも重要なのです。

何か演技で行き詰まりを感じたときは、息がどうなのかを考えてみるのもいいかも知れませんね。

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