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2021/01/07

才能って何? その2 体型について(自然体の研究) What's a talent ? vol.2




まずは体型という才能について。

体型は生命の起源から連綿と受け継がれてきた遺伝子によって形作られているところが大きいです。外科手術やそれに準ずる手段を除けば、自分の意思で変えられるのは筋肉の量と脂肪の量だけです。体型の土台を決定づける骨格は変えられません。

とは言っても、単純に親の特徴を受け継ぐわけではないので、育ちきってみるまでは、ダンス的な体型かどうかは判断できません。ママに似て丸くてプニプニだったのに、お年頃を過ぎたらスッキリきれいなお嬢さんになったとか、兄弟そろってシュッとしてかっこよかったのに、弟だけお相撲さんみたいになったとか、遺伝子の不思議は枚挙に暇がないのです。

外見的には、細ければいい、長ければいいってものでもありません。とてもきれいだけど、部分的に見たら意外と脚が短いじゃんみたいなことがありますよね。全体のバランスが最も重要です。
また、機能的にも身体各部の長さの比率は重要です。関節はテコの原理で動いていますから、長さの比率はテコの基本条件となる支点、力点、作用点の位置関係を意味し、運動性能に大きな影響があるのです。
見た目が良くても運動性能に劣る、あるいはその逆っていうのは、なんとも残念なものですよね。見た目と運動性能の絶妙なバランスも重要なのです。ただし、練習を積むほどこのバランスも変わってきます。

まとめてみると、体型は根本的には変えることは出来ませんが、言い換えると、最も自分らしさを表している個性です
それは外見と機能を決定づけます。ただし、部分的に見ることには意味がなく、全体的なバランスが最も重要です


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