身体を使ったパフォーマンスの一つの要点は
『ごまかし』だと思います。
完璧なパフォーマンスを一本のまっすぐな線とします。その線をなぞっていけば理想の動きができると考えてください。
パフォーマンスをするのは人間ですから、毎度毎度まっすぐにその線に添ってできるかというと、そうは行きません。右へ行ったり左へ行ったり、フラフラしてしまうのです。
それをうまくごまかして線に寄せようとすることが、技術の向上につながるわけです。
―― ちょっと右によれた、でも何もなかったかのように線の上に戻ろう。おっと、また右に行きそうだ、と思ったら今度は左へずれちゃった、すぐに立て直そう ………
上手な人の練習を見ると、そういう内部の働きが見られて面白いんですよねぇ。
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