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「自然体の研究」が合併しました。

2015/09/21

下手じゃなくなるには vol.3



では、癖がない状態とはどんなことなんでしょう。

大原則
それは「理に適っている」ということです。言い換えれば「無理がない」。
私たちは地球の上で、重力や時間などの法則の中で生きています。そういったありとあらゆる自然法則に則って動くことが理に適うということになります。

重力との戦い
「スポーツは重力との戦いである」と言われます。スポーツにかぎらずバレエやその他のダンスも同じく、重力に逆らって上へ上へ、軽く軽くと頑張るわけです。
自然法則に逆らえ!ということ? そうです、それは人間の価値観に則った理想に近づくための努力なんですね。

矛盾?
自然法則に則って、なおかつ自然法則に逆らえとは、なんとも矛盾しているように思えます。
要するに、人間はどうしたって自然法則から逃れられないんだから、理想の動きをするためにはその自然法則に則った動きを上手にコントロールせよってことなんです。

基本とは
どんなダンスでもスポーツでも、理想に繋がる「基本」というものがあります。基本とは、理想の動きを手に入れるための段階ですね。
ということは、「基本」=「自然法則に則った動きを上手にコントロールする方法」ということになります。
そして、「基本に忠実」ということは、「自然法則に則った動きを上手にコントロールしている」ということですから、=>「変な癖がない」ということになるのです。


この映像のコマネチさんのように、基本に忠実だということは非常に将来性を感じられるものです。
土台がしっかりしていれば、どの方向へも枝葉を伸ばすことができますからね。
「基本に忠実」 = 「変な癖がない」とは、なんと素晴らしいことでしょう。

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