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2015/09/29

下手じゃなくなるには vol.4




前項で述べた通り、基本とは、次の段階に進むための土台となる要素(技術、筋力、柔軟性など)です。
子どもやまだ初歩段階にある人の場合、そこで習得すべき基本はすべての基礎となり、そこから枝葉が広がることになりますので、特に注意して身につける必要があります。 しっかりした根を張らなければ、伸びるはずの枝は伸びず、茂るはずの葉は茂らず、咲くはずの花は咲かないのです。

とはいっても、映像を見て分かる通り、同じ基本動作をやっても、人それぞれ全然違います。

人はなにか動作をしようと思った時、大脳からその動作の全体像として信号が発せられます。しかし、実際その動作をするためには、たくさんの筋肉を同時に動かし、多くの関節を動かさなくてはなりません。そういった複雑な信号の組み合わせを統御しているのが小脳で、脳から発せられた信号と筋肉などから送られてくるデータの食い違いを判断して修正しているのが延髄や脊髄です。

そういった意識化で働く神経の作用によって個人差が出るのですが、これはvol.3までに書いた通り、体型の違いや体力の違い、気持ちの入れ方の違いなど色々な原因があります。そっくりな双子でも違いが出るんですから、細胞レベルのちょっとした違いも、動作の個人差「癖」に影響しているんでしょう。

それでもなお、下手じゃなくなるには、変な癖をなくすよう努力しなければなりません。
では、癖のない、基本に忠実な動きを身につけるにはどうしたら良いか。

勘がいい人は、すでにその方法を察しているかもしれませんね。続きは次回…

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