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2015/10/08

下手じゃなくなるには vol.5




  例えば………

  右脚を横にグランバッドマン。右脚の主動筋は大腿直筋です。それに加えて縫工筋を多く
  使えると理想的でしょう。 ハムストリングスは弛緩して伸展しなくてはなりません。

  これをいつもの通りバーにつかまって立って行うと、人それぞれ違うところに力が入って、
  違うところが緩んじゃう癖が出て、下手に見えちゃいます。 バーを離れたらもっと顕著に
  出ちゃいます。

  そこで…

  床に脚を開き膝を伸ばして座ります。 体の横に手をおいて、上体が傾かないようしっか
  り支えましょう。そこから右脚をぴーんと伸ばしてかかとを床から持ち上げます。
  これが厳しい人は、左脚を曲げて、上体を少し左に傾けて左のおしりに体重を乗せて行い
  ましょう。
  いずれも足の甲が前を向いてしまわず、常に天井を向いているように気をつけなくてはな
  りません。


非常に単純な例ですが、これはどういうことかというと、余計なところに力が入らないように、必要な筋肉しか使えないようにしているのです。
そのようにして、そういう動きの時の神経の司令・反射のパターンを経験させ、それを繰り返すことでそのパターンを癖にさせる。 そして、その過程で当該筋肉を鍛えることによって、その筋肉を使うことを得意にさせる。ということなのです。

色々な動きを、上のような目的のためにカスタマイズすることは可能ですし、同じ目的でも違うやり方はたくさんあります。 それを考えるのが難しいかもしれませんけど、いつでもご相談ください。
そして次回は、まとめです。


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