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2016/07/11

身体のゆがみについて Chapter 4 ゆがまないために


chapter 3 ゆがまないために

・変な癖をなくす
「なくて七癖」なんて言いますが、みんな何かしらの癖を持っているようです。
「個性」といって許せる範囲であればいいのですが、どう見ても理に適っていない変な癖は矯正した方がいいでしょう。

・左右均等に使う
と言っても、これはほとんど無理です。
chapter 1に書いたように、人は利き腕、利き足があり、さらにそれとは別に回りやすい方向、バランスを取りやすい脚なんていうのもあり、なおかつ振付が入ればそれによって決められた使い方がありますから、左右均等にこだわりすぎると、踊りどころか人生ものびのびとできなくなってしまうことでしょう。
chapter 2にも書きましたが、全身を使った動きの場合、どちらかに偏っていたとしても、それが即ゆがみに繋がることはありません。 ただ、1日に数回でも反対の動きもやっておくと、技術的にもレベルアップが見込めるので、やっておくといいでしょう。
もし、ある期間、片足しか上げないとかの部分的な偏りがあるとしたら、真剣にではなくてもいいので反対側(右に対して左、前に対して後ろ、内に対して外)の動きもやるべきと思います。

・ケガや故障を甘く見ない
例えば、すねの外側を何かにぶつけてしまったとします。ちょっと痣になった程度で、歩いても痛くないので、放っておきました。かかとを上げて立つと(ルルベ、ポアントなど)ちょっと痛いけれども、練習を中止する程でもないと思い続けました。すると、足首の動きが悪くなり、くるぶしのあたりが痛くなってきました。 良くある事例です。
ぶつけた筋が打撲によって固くなってしまい、そのまま動いていることによって足関節の動きが正常でなくなり、腱の摩擦も強くなって痛みが生じるということなんです。
軽いけがでも、動きの中で何かしらの異常が感じられるのであれば、きちんとケアをする必要があるということです。

・全身にわたるストレッチをする
全身のストレッチをすることによって、自分の状態を知ることができます。
また、練習などによって生じた初期の筋のアンバランスをなくすことができます。


余談ですが………
左右のバランスを気にして、リュックサック型のバッグを使っている方が多いですが、左右は良くても前後のバランスは最悪です。
重いリュックを背負うと、上半身を猫背に前傾して、首を前に突き出す格好になります。そのままリュックを外したところを想像してみてください。ひどいでしょ。山を登るときには理想的な姿勢かもしれませんけどね…。
日本の小学生は重たいランドセルを6年間も背負い続けますが、姿勢の面から考えると、ちょっと考えた方がいい面もあるのかなと思っています。
バッグをかけた時に体にかかる力のベクトルが体の重心近くを通るので、バッグは斜めかけが良いと思います。もちろん時々左右かけ変えながら。

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