presented by YTK sports communication NPO.
数々の一流ダンサーのコンディショニングに貢献してきた
“コンディショニングカンパニーゆうゆう”の情報提供サイト
「Dancer's plus」に、YTKのトレーナー大野裕二のブログ
「自然体の研究」が合併しました。

2016/12/25

ボディー・デザインについて Chapter.4 筋による形の作り方 後編



バレリーナのターンを物理学的に解説しています。 こういう知識も持っていると、イメージをする時に役立ちます。特に教える側の人はあったほうがいい知識のひとつです。


Chapter.4 筋による形の作り方 後編

理に適った動き、正しい動きをするために理想的なのは、子供の頃にその動きを身に着けてしまうことです。10歳くらいまでに、癖のないきちんとした身体の使い方を身体に染み込ませてしまえば、その後の第2次成長期を経て、自ずとそういう身体の形になっていきます。
何故、子供の頃までなのか。
それは、人間は成長するに従って、自分に都合のいい癖を身に着けていってしまうからです。そして、その癖はなかなか消せないものですので、変な癖で動いていると変な身体の形に出来上がってしまう恐れがあるのです。

え? もうとっくに大人になっているって? ならば…

まずは、変な癖を発見し直す努力をすること。 と言っても、自分ではうまくチェックできませんので、専門家に見てもらわなくてはなりません。

そして、理想的な筋の使い方で使われるべき筋を強化すること。前出の例(股関節のターンアウト)で例えるなら、臀部の深層筋を鍛えるトレーニングをすることです。

さらに、使うべきでない筋肉を使わないようにすること。筋は使わないと細くなっていきます。

こうして筋肉をつけたいところにつけて、いらないところを削って、自分の思い描く身体の形を作っていくのです。
それはけっこう時間のかかる作業ですが、同時にパフォーマンスが良くなることも期待できるわけですから、根気よくやりましょう。

次回は、手っ取り早く身体の形を変える方法について考えていきます。

0 件のコメント:

コメントを投稿